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お店を出したい。でも「どこに出せばいい?」出店場所を決める前に考えたいこと
公開日 2026年9月2日
「いつか自分のお店を持ちたい。」
そう考えて、物件を探し始めた。
駅前を歩いていると、「テナント募集」の看板が目に入る。
家賃も予算内。駅からも近い。店内の広さもちょうどいい。
不動産会社からも、「この辺りは人通りがありますよ」と言われた。
でも、本当にここでいいのでしょうか。
人通りが多ければ売れる。駅から近ければいい。家賃が安い場所の方が安全。競合店が少ない街を選ぶべき。そもそも、自分のお店に合う街ってどうやって判断する。
店舗を出すとき、物件そのものと同じくらい重要になるのが、「どこで商売をするか」です。
今回は、店舗物件を契約する前に考えておきたい「出店場所」の見方を整理します。
1.「人が多い場所=自分のお客さんが多い場所」とは限らない
出店場所を考えるとき、「人通りが多い場所がいい」と思う方は多いでしょう。
確かに、人が多いことは重要な情報です。
でも考えたいのは、その人たちは、自分のお店のお客さんになりそうな人なのかということです。
例えば同じ1,000人が通る場所でも、学生が多い場所。会社員が多い場所。子育て世帯が多い場所。高齢者が多い場所。観光客が多い場所。では意味が変わります。
美容室を出したい人と、学習塾を出したい人。居酒屋を出したい人と、子ども向けサービスを始めたい人。欲しい「1,000人」は同じではありません。
だから、人が何人いるかだけではなく、どんな人がいるのかまで考える必要があります。
2.「駅徒歩5分」だけで立地を判断していない?
店舗物件を見ると、駅徒歩○分という数字が目に入ります。
駅から近ければ、それだけで魅力的に感じます。
でも店舗の場合、駅からの距離だけでは分からないことがあります。
駅のどちら側なのか。人はどちらへ流れるのか。通勤で通る道なのか。住宅街へ向かう道なのか。道路の反対側から入りやすいのか。昼と夜で人の流れは変わるのか。
同じ「駅徒歩5分」でも、店舗から見た価値は同じとは限りません。
重要なのは、距離ではなく、その場所を人がどう使っているかです。
3.家賃が安い物件、本当にお得?
店舗経営では毎月家賃が発生します。当然、家賃は安い方が経営しやすいと考えます。
例えば、A物件:月20万円、B物件:月15万円なら、年間では60万円の差になります。
それだけを見るとB物件の方が魅力的です。
でも、Aの前を毎日ターゲット客が通る。Bは人通りが少なく、集客のために広告費が必要になる。そんな違いがあったらどうでしょう。
逆に、オンライン予約中心のお店なら、駅前の高い家賃を払う必要がない可能性もあります。
だから、「家賃が安いか」ではなく、「この場所にこの家賃を払う意味があるか」を考える必要があります。
出店を考えている街や物件で、「なんとなく気になること」はありませんか?
「この場所で本当にお客さんが来るのかな」「家賃は払えそうだけど、立地が正しいか分からない」そんな状態でも大丈夫です。
出店について相談する4.競合店が少ない場所はチャンス?
自分と同じ業種のお店が少ない場所を見つけると、「競合がいない。チャンスかもしれない。」と思うことがあります。
確かに、その可能性はあります。
でも反対の可能性も考えてみましょう。
競合がいないのではなく、その業種の需要自体が少ない。というケースです。
反対に競合店が多い場所でも、その地域に十分な需要があれば商売が成立する可能性があります。
ラーメン店が集まる街。美容室が多い駅前。クリニックが集まるエリア。
競合が存在すること自体が、そこに需要があることを示す材料になる場合もあります。
だから、競合がいる、ダメでも、競合がいない、チャンスでもありません。
見るべきなのは、需要と競合のバランスです。
5.昼と夜では「違う街」になることがある
店舗物件を昼間に見に行って、「人が多いな」と思った。
でも夜に行ってみたら、ほとんど人がいない。
逆に昼間は静かだった場所が、夕方から急に人でいっぱいになることもあります。
街には時間があります。朝。昼。夕方。夜。平日。休日。
自分のお店が営業する時間に、どんな人がその場所にいるのかを見ることが重要です。
物件を見る時間と、実際に商売する時間を合わせてみる。これだけでも見え方が変わります。
6.「住んでいる人」だけを見ると見落とすことがある
出店エリアを分析するとき、人口や世帯数を見ることがあります。もちろん大切な情報です。
でも、その街を利用するのは住民だけではありません。
働きに来る人。学校へ通う人。乗り換えで使う人。買い物に来る人。病院へ来る人。休日だけ訪れる人。
つまり、住んでいる人口と、実際にその街を使っている人は違うことがあります。
特に店舗の場合、「誰が住んでいるか」と「誰が来ているか」の両方を見る必要があります。
7.「良い立地」ではなく「自分のお店に合う立地」を探す
出店場所について調べると、駅前。1階。角地。大通り沿い。人通りが多い。など、「良い立地」と言われる条件がたくさん出てきます。
でも、そのすべてが自分のお店に必要とは限りません。
例えば予約制のお店なら、少し駅から離れていても家賃を抑えられる方がいいかもしれません。
目的来店が多い業種なら、人通りより駐車場が重要かもしれません。
子育て世帯がターゲットなら、駅前より住宅地との相性が重要かもしれません。
だから最終的に探したいのは、一般的に良い場所ではなく、自分のお店にとって良い場所です。
出店場所を探す前に「誰に来てほしいか」を考える
ここまでを見ると、出店場所を決めるためには大量のデータが必要に思えるかもしれません。
でも最初から完璧な市場調査をする必要はありません。
まず考えたいのは、自分のお店には、どんな人に来てほしいのかです。
例えば、「戸田市で美容室を出したい」だけだった相談が、話を整理すると、以下のようになるかもしれません。
- 30〜40代
- 子育て世帯
- 女性中心
- リピート型
- 車・自転車利用あり
- 高単価より地域密着
そうすると初めて、どんな街を調べればいいのかが見えてきます。
AIに「ここに出店すれば成功します」と決めてもらう必要はありません
出店には、商品。サービス。価格。接客。認知度。競合。資金。経営者自身の力。さまざまな要素が関係します。
だからAIが、「この場所なら成功確率87%です」と断定すればいいわけではありません。
House-AIでは、AIに分からないことは、分からないと言います。
そのうえで、今分かっていること。まだ分からないこと。調べた方がいいこと。考えられる選択肢。を整理します。
大切なのは、AIに出店場所を決めてもらうことではなく、自分が判断するための材料を増やすことです。
あなたが出店を考えている場所はどうでしょうか?
例えば、「戸田市で美容室を開きたいのですが、どの辺りがいいのか分かりません。」これだけでも構いません。
まだ物件が決まっていない。候補が2つある。家賃が高いのが心配。競合店が多い。そもそもどんな客層を狙えばいいか分からない。
そんな状態でも大丈夫です。
最初から完璧な事業計画を作る必要はありません。
今考えていることを、そのまま教えてください。
House-AIがまず、誰をお客さんにしたいのか。どんな場所が合いそうなのか。何を調べる必要があるのか。一緒に整理します。
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