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埼玉県で東京通勤する人が多い街は?|49市区の通勤データを比較【2026年版】
公開日 2026年8月22日
先に結論
東京23区へ通勤・通学する人の割合が最も高いのは、和光市の52.7%です。 一方、「通勤時間30分以内」の割合が最も高いのは、秩父市の70.2%です。
この2つは別の指標なので、ランキングの顔ぶれも変わります。
この記事では、埼玉県49市区を3つの公的データから比較します。
埼玉県で住む街を探すとき、東京へ通いやすいかどうかを重く見る人は多いと思います。
ただ、ここで気をつけたいことがあります。通勤時間が短い街と、東京へ通っている人が多い街は、同じではありません。
House-AI Areaでは埼玉県49市区について、次の3つの公的データを比べています。
- 東京23区へ通勤・通学する人の割合
- 通勤時間30分以内の割合
- 通勤時間60分以内の割合
実際に数字を並べると、街ごとにかなり違う通勤の姿が見えてきます。
東京23区へ通勤・通学する人が多い街
その街に住んでいる通勤・通学者のうち、東京23区へ向かう人の割合です。上位10市区はこうなります。
| エリア | 東京23区への通勤・通学率 |
|---|---|
| 和光市 | 52.7% |
| 蕨市 | 40.3% |
| 朝霞市 | 38.2% |
| 戸田市 | 38.1% |
| さいたま市浦和区 | 37.2% |
| 草加市 | 37.2% |
| さいたま市南区 | 35.5% |
| 八潮市 | 35.3% |
| 川口市 | 35.1% |
| 志木市 | 34.7% |
これは「東京駅まで何分」という所要時間ではありません。 その街に住む人のうち、どれくらいが東京23区へ通っているかを示す数字です。 基準日は2020年10月1日の国勢調査で、この時期は在宅勤務に切り替えていた人が対象から外れている可能性があります。
毎朝の通勤、実際のところどうですか?
この質問に答える →30分以内で見ると、顔ぶれが入れ替わる
次に、通勤時間が30分以内に収まっている人の割合を見ます。
| エリア | 通勤30分以内の割合 |
|---|---|
| 秩父市 | 70.2% |
| 本庄市 | 63.1% |
| 深谷市 | 61.3% |
| 羽生市 | 60.7% |
| 行田市 | 57.0% |
| 加須市 | 56.9% |
| 日高市 | 52.1% |
| 東松山市 | 51.7% |
| 熊谷市 | 51.5% |
| 狭山市 | 48.4% |
上の表と、1つも重なっていません。 東京23区への通勤率が最も高かった和光市は、30分以内の割合では22.8%。 逆に30分以内で最も高い秩父市は、東京23区への通勤率が1.9%でした。
2つを重ねて読む
4つの街を並べてみます。
| エリア | 東京23区 | 30分以内 | 60分以内 |
|---|---|---|---|
| 和光市 | 52.7% | 22.8% | 60.7% |
| 秩父市 | 1.9% | 70.2% | 87.1% |
| さいたま市浦和区 | 37.2% | 19.8% | 56.4% |
| 八潮市 | 35.3% | 42.3% | 74.5% |
和光市と秩父市は、ほぼ正反対です。 30分以内の割合だけを見ると秩父市のほうが高いのですが、 だから通勤に便利という意味ではありません。 秩父市に住む人のうち東京23区へ通っているのは1.9%で、この統計から言えるのはそこまでです。残りの人がどこへ通っているかは、この数字には含まれていません。
さいたま市浦和区と八潮市も対照的です。 東京23区への通勤率はどちらも35〜37%台で大きく変わりませんが、 30分以内の割合は19.8%と42.3%で、倍以上の開きがあります。
通勤30分・60分以内の割合は、通勤手段を問わない実態値です。 電車だけでなく、車や自転車で通っている人も含まれています。
49市区を見渡すと
49市区全体では、東京23区への通勤率が高い街と、通勤30分以内の割合が高い街が、 きれいに分かれます。両方が高い街はごくわずかでした。
和光市、蕨市、朝霞市、戸田市のように東京23区への通勤率が高い街がある一方、 本庄市、深谷市、羽生市、秩父市などでは東京23区への通勤率が低く、 30分以内の割合が高くなっています。
これは優劣ではありません。 どこへ働きに行く人が多い街なのか、という性格の違いです。 自分の勤務先がどこにあるかで、見るべき数字が変わります。
基準日が違うことについて
この記事で使った数字は、調査の時期が違います。
- 東京23区への通勤・通学率:2020年10月1日
- 通勤30分・60分以内の割合:2023年10月1日
3年の開きがあり、しかも2020年は在宅勤務が広がった時期と重なります。 利用交通手段や通勤先を調べる国勢調査の項目は10年ごとで、次回は2030年です。だから、この記事の数字も一つの手がかりであって、決定的な答えではありません。
データでは、朝の通勤は分からない
公的統計から分かるのは、東京へ通っている人が多いこと、 30分以内で通勤している人が多いこと、そこまでです。
- 朝のホームはどれくらい混むのか
- 座れることはあるのか
- 乗り換えは大変か
- 雨の日の駅前はどうなるか
- 毎日通ってみて実際どう感じるか
こうしたことは統計には出てきません。 だからHouse-AI Areaでは、公的データだけで街を決めるのではなく、 実際に暮らしている人の体験も一緒に見ることを大切にしています。 家賃や治安のデータも埼玉46市区の家賃相場と通勤時間データで扱っています。
まとめ
埼玉県49市区の通勤データを見ると、東京23区へ通う人が最も多いのは和光市の52.7%。 一方で通勤30分以内の割合が最も高いのは秩父市の70.2%で、この2つは重なりませんでした。
通勤時間が短い街と、東京へ通いやすい街は別のものです。 1つの数字で街を評価せず、自分の勤務先と働き方に合っているかで見てください。
出典
- 東京23区への通勤・通学率:総務省統計局「令和2年国勢調査」従業地・通学地による人口・就業状態等集計(基準日 2020年10月1日)
- 通勤30分・60分以内の割合:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」家計を主に支える者の通勤時間(基準日 2023年10月1日)
- 対象:House-AI Areaの対応地域49市区(さいたま市10区+39市)
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