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人通りが多い場所なら売れる?店舗出店で見るべき「人の数」と「人の種類」
公開日 2026年9月2日
店舗を出す場所を探していると、「ここは人通りが多いですよ」という言葉を聞くことがあります。
駅前。商店街。大通り沿い。大型マンションの近く。
実際に現地へ行ってみると、確かにたくさんの人が歩いている。
すると、「これだけ人がいれば、お客さんも来そうだな」と思いますよね。
でも、ここで一つ考えてみたいことがあります。
その100人の中に、あなたのお店へ来てほしい人は何人いるでしょうか。
人通りが多いことは、店舗にとって重要な情報の一つです。
しかし、人が多いことと、お客さんが多いことは同じではありません。
今回は、出店場所を考えるときの「人通り」の見方を整理します。
1.1日1,000人通る場所なら良い立地?
例えば候補物件の前を、1日に1,000人が通るとします。
数字だけ聞けば、「かなり人が多い」と感じるかもしれません。
でも、その1,000人が、学生なのか。会社員なのか。子育て世帯なのか。高齢者なのか。観光客なのか。近隣住民なのか。によって意味が変わります。
例えば、30〜40代の子育て世帯をメインにした美容室を開きたいのに、通行者の大半が通学中の学生だったらどうでしょう。
逆に学生向けの低価格サービスなら、その場所は魅力的かもしれません。
だから最初に見たいのは、何人通るのかだけではなく、どんな人が通るのかです。
2.「通る人」と「滞在する人」は違う
駅前には毎日たくさんの人がいます。
でも、その人たちは街で買い物をしているのでしょうか。それとも、駅から自宅へ向かって通過しているだけでしょうか。
例えば朝の通勤時間。駅へ向かう会社員が大量に歩いている。人通りだけなら非常に多い。
でも、みんな急いで駅へ向かっている。この時間帯に、ゆっくりサービスを受ける人は少ないかもしれません。
反対に休日になると、買い物や食事を目的にゆっくり歩く人が増える場所もあります。
店舗では、人がいるかだけでなく、その場所で何をしているかを見ることも大切です。
3.時間が変われば「人通り」も変わる
物件を見に行ったのが、平日の14時だった。その時間は静かだった。だから、「ここは人通りが少ない」と判断した。
でも、その街が18時になると会社帰りの人でいっぱいになる場所だったらどうでしょう。
逆もあります。昼は人が多い。でも夜になるとほとんど人がいない。
街には、時間によって違う顔があります。
朝。昼。夕方。夜。平日。土日。
だから出店場所を見るときは、自分のお店が営業する時間帯に現地を見ることも重要です。
4.店の前を通っていても「見えている」とは限らない
人通りが多い。しかもターゲットになりそうな人もいる。
それでも、もう一つ考えたいことがあります。その人から、お店は見えているでしょうか。
例えば、以下のような条件もあります。
- 人は多いけれど店舗が2階にある
- 看板が見えにくい
- 道路の反対側から入りにくい
- 歩行者が店舗とは反対方向を向いて歩く
- 車では通るけれど停めにくい
つまり、店の前を人が通ることと、店の存在に気付いて入店しやすいことは別です。
5.業種によって「欲しい人通り」は違う
すべてのお店が、駅前の大量の人通りを必要としているわけではありません。
例えば、ふらっと入る飲食店。コンビニ。テイクアウト。こうした業態では、人通りが大きな意味を持つ可能性があります。
一方で、完全予約制の美容室。整体院。士業事務所。スクール。目的を持って来店するサービス。
こうした業態なら、通行量より「目的のお客さんが来やすいか」の方が重要になる場合があります。
高い家賃を払って大量の人通りを買っても、自分の商売ではその価値を十分使えない可能性もあります。
6.住んでいる人も「人流」の一部
人通りというと、店舗の前を歩いている人だけを想像しがちです。
でも地域密着型のお店なら、周辺にどんな人が住んでいるかも非常に重要です。
例えば、周辺にファミリー世帯が増えている。単身世帯が多い。高齢者が多い。新しいマンションが増えている。
こうした情報は、目の前の歩行者数だけでは分かりません。
だから店舗の商圏を見るときは、「今歩いている人」と「周辺で生活している人」を分けて考えてみましょう。
7.人通りが少なくても成立する店はある
ここまで来ると、「じゃあ人通りが少ない場所はダメなの」と思うかもしれません。
そんなこともありません。
SNS。Google検索。口コミ。予約サイト。既存顧客。紹介。
こうした方法で目的来店を作れるお店なら、人通りへの依存度を下げられる可能性があります。
その代わり、家賃を抑える。駐車場を確保する。店内を広くする。予約しやすくする。など、別の条件を優先できるかもしれません。
つまり、人通りの価値は、お店の集客方法によって変わるということです。
大切なのは「人が多い場所」ではなく「お客さんがいる場所」
出店場所を探していると、どうしても、駅徒歩3分。人通り多数。大通り沿い。といった分かりやすい条件に目が向きます。
でも本当に知りたいのは、そこに、自分のお店を必要としている人がいるかではないでしょうか。
100人しかいなくても、そのうち20人がターゲットかもしれない。1,000人いても、ほとんどがターゲットではないかもしれない。
もちろん実際の需要を、通行人数だけから正確に判断することはできません。
だからこそ、「人の数」から「人の種類」へ一段深く見る。それが出店場所を考えるヒントになります。
AIに「ここなら集客できます」と決めてもらう必要はありません
人口。世帯。店舗。競合。地域情報。周辺施設。こうした情報をAIで整理することはできます。
でも、「1日1,000人通るから月100人来店します」と単純に予測できるものではありません。
実際の集客には、商品。サービス。価格。認知。口コミ。接客。店舗の見え方。さまざまな要素が影響します。
だからHouse-AIでは、AIに分からないことは、分からないと言います。
そのうえで、誰に来てほしいのか。その人はどこにいそうなのか。いつ、その街を利用するのか。次に何を調べるべきなのか。を一緒に整理します。
あなたが見ている場所の「人」はどうでしょうか?
例えば、「駅前で人通りは多いのですが、自分の店に合う場所なのか分かりません。」これだけでも構いません。
昼は人がいるけど夜はいない。学生ばかりに見える。周辺にマンションが多い。駅から離れているけど家賃が安い。そもそも誰をターゲットにすればいいか分からない。
そんな状態でも大丈夫です。
今感じている疑問を、そのまま教えてください。
House-AIがまず、誰に来てほしいのか。その場所にはどんな人がいそうなのか。何を追加で確認するとよいのか。一緒に整理します。
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