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1日何人来ればお店は成り立つ?出店前に考えたい「売上」と「来店人数」
公開日 2026年9月2日
「この場所、結構良さそう。」
人通りもある。競合も調べた。家賃も、なんとか予算内。
物件を見ているうちに、ここで自分のお店を始めるイメージが少しずつ湧いてきた。
でも、ふとこんな疑問が出てきます。
「実際、1日何人お客さんが来れば経営できるんだろう」
月商100万円必要なのか。200万円必要なのか。1日10人でいいのか。30人必要なのか。
そもそも、どうやって計算すればいいのか分からない。
出店を考えるとき、「この街は人が多い」「駅から近い」「家賃が安い」といった情報を見ることは大切です。
でも最終的には、その場所で、自分の商売が成り立ちそうかまで考える必要があります。
今回は、難しい事業計画を作る前にできる、「必要な売上」と「必要な来店人数」の考え方を整理します。
1.まず「いくら売りたい?」ではなく「いくら必要?」を考える
お店を始めるとき、「月商300万円を目指したい」と目標を立てることがあります。
もちろん目標を持つことは大切です。
でも出店前なら、その前に一度、このお店を続けるために、最低限どれくらい必要なのかを考えてみましょう。
店舗では、以下のようなさまざまなお金がかかります。
- 家賃
- 人件費
- 仕入れ
- 水道光熱費
- 広告費
- 通信費
- 決済手数料
- 借入金の返済
- その他の経費
そして忘れてはいけないのが、経営者自身の生活です。
売上がそのまま自分の収入になるわけではありません。
まずは、「毎月どんなお金が出ていくのか」を書き出してみるだけでも、必要な売上が少しずつ見えてきます。
2.売上を「お客さんの人数」に変えてみる
例えば、月に必要な売上を仮に150万円とします。
これだけだと、「150万円か……」で終わってしまいます。
そこで次に、客単価を考えてみます。
平均客単価が5,000円なら、150万円 ÷ 5,000円 = 月300人です。
月25日営業なら、300人 ÷ 25日 = 1日平均12人になります。
もちろん実際には、原価率や利益率、曜日による変動、キャンセルなどもあるので、これだけで経営判断はできません。
でも、月商150万円必要より、1日平均12人必要の方が、急に現実的な問いになります。
3.「1日12人、本当に来そう?」まで考える
ここからが重要です。
必要な人数が分かったら、今度は候補地を見ながら考えます。
この場所で、毎日12人のお客さんに来てもらえるだろうか。
駅前だから来そう。住宅街だからリピーターを作れそう。駐車場があるから少し遠くからでも来られそう。
反対に、店が見つけにくい。ターゲットが少なそう。競合店が多い。予約中心なので人通りはあまり関係ない。
など、これまで調べてきた情報と数字がつながり始めます。
つまり、商圏分析と収支計画は、本来別々ではありません。
「街にどれくらい人がいるか」を調べる理由は、最終的には、自分のお店に必要なお客さんを集められそうか考えるためでもあります。
4.同じ売上でも、必要なお客さんの数は違う
例えば月商150万円を目指す場合でも、平均客単価3,000円なら月500人。平均客単価5,000円なら月300人。平均客単価10,000円なら月150人。
必要な来店人数は大きく変わります。
つまり、「この街には人が多いから大丈夫」だけでは判断できません。
自分のお店が、低単価・高回転型なのか。高単価・予約型なのか。リピーター中心なのか。新規客を常に集める必要があるのか。によって、必要な立地も変わってきます。
5.新規客だけで毎月埋める必要はない
ここも店舗経営では重要です。
例えば月300人必要だとして、毎月300人の新しいお客さんを探さなければならない。となると、かなり大変です。
でも実際には、一度来店した人がまた来る。定期的に利用する。家族や友人を紹介する。こうしたことがあります。
美容室。整体院。クリニック。スクール。地域密着型サービス。などでは特に、リピーターがどれくらい生まれるかが重要になります。
だから商圏を見るときも、「何人通っているか」だけではなく、この地域で継続的なお客さんとの関係を作れそうかという視点があります。
6.席数や営業時間にも「上限」がある
逆方向からも考えてみましょう。
例えば、1日50人来てもらわないと成立しない。でも店舗の席数やスタッフ数を考えると、どう頑張っても1日30人しか対応できない。
これでは、そもそもの設計に無理がある可能性があります。
飲食店なら席数や回転数。美容室なら席数や施術時間。整体院ならベッド数。スクールなら定員。
業種によって、1日に対応できる人数には限界があります。
つまり、必要来店人数だけでなく、その人数を物理的に対応できる店なのかも確認したいところです。
7.「人通り1,000人」より「必要なお客さん12人」の方が考えやすい
候補物件について、「駅の利用者が多いです」と言われても、それだけでは判断が難しいですよね。
でも、「あなたのお店は1日12人くらいのお客さんが必要そうです」となったらどうでしょう。
すると次に、この街にターゲットはいる。競合店はいくつある。12人に来てもらうには何が必要。リピーターは作れそう。家賃をもう少し下げたら必要人数は変わる。
と、具体的な疑問が出てきます。
これが大切です。大きな市場データを、自分のお店の数字まで落として考える。
そうすると、街のデータが初めて「自分の判断材料」になります。
「売上予測」より先に「成立条件」を知る
出店前になると、「この店、月いくら売れますか」と知りたくなります。
でも未来の売上を正確に当てることは簡単ではありません。
だから最初から、「月商○○万円になります」と予測するより、「このお店が成立するには、何が必要なのか」を整理する方が現実的です。
例えば、月に必要な売上。平均客単価。必要来店人数。必要なリピーター。営業時間。スタッフ数。家賃。
そして、その条件と候補地が合っていそうか。
ここまで分かれば、「なんとなく良さそうな物件」から、「自分の商売として検討できる物件」に変わります。
AIに「月商○○万円売れます」と決めてもらう必要はありません
人口。人流。競合。家賃。客単価。営業時間。こうした情報を整理して、考える材料を作ることはできます。
でも、「この場所なら月商187万円です」とAIが未来の売上を断定できるものではありません。
実際の売上には、商品。サービス。価格。接客。口コミ。広告。経営力。天候。景気。さまざまな要素が影響します。
だからHouse-AIでは、AIに分からないことは、分からないと言います。
そのうえで、どれくらい売上が必要なのか。何人のお客さんが必要なのか。その人数を対応できるのか。候補地との相性を考えるには何を調べればいいのか。を一緒に整理します。
あなたのお店は「1日何人」で成り立ちそうですか?
例えば、「戸田市で小さなカフェを始めたいです。家賃18万円の物件を見つけましたが、何人くらい来れば成り立つのか分かりません。」これだけでも構いません。
客単価が決まっていない。経費がよく分からない。候補物件が2つある。売上目標の作り方が分からない。そもそも何を計算すればいいか分からない。
そんな状態でも大丈夫です。
分かっていることだけ、そのまま教えてください。
House-AIがまず、何にお金がかかりそうなのか。どんな数字が必要なのか。何人のお客さんが必要そうなのか。次に何を調べればいいのか。一緒に整理します。
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