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居抜き物件なら安く開業できる?契約前に確認したい「残っている設備」の見方
公開日 2026年9月2日
店舗を探していると、「居抜き物件」という言葉をよく見かけます。
前のお店が使っていた、カウンター。厨房設備。エアコン。照明。トイレ。内装。家具。などが残っている物件です。
一から店舗を作る必要がないため、「これなら開業費用をかなり抑えられそう」と魅力的に感じることがあります。
確かに、既存設備をそのまま使えるなら大きなメリットです。
でも、「設備が残っている」=「その設備を使える」とは限りません。
さらに、「居抜き」=「必ず安く開業できる」とも限りません。
今回は、居抜き物件を見るときに考えておきたいポイントを整理します。
1.居抜き物件の一番大きな魅力は?
例えば飲食店をゼロから作ろうとすると、厨房。給排水。電気。ガス。換気。空調。カウンター。床。壁。照明。など、さまざまな工事が必要になることがあります。
でも前の店舗が似た業態なら、すでに必要な設備が揃っている可能性があります。
そうなれば、工事費を抑えられる。開業までの期間を短くできる。設備を一から選ぶ手間を減らせる。といったメリットが考えられます。
だから居抜き物件が人気になるのは、よく分かります。
2.でも、その設備は本当に使える?
ここが重要です。
例えば店舗に、業務用エアコンが残っている。大型冷蔵庫がある。厨房設備も揃っている。
見た瞬間、「かなり設備費を節約できそう」と思うかもしれません。
でも、その設備は何年前のものなのか。正常に動くのか。修理履歴はあるのか。部品はまだ手に入るのか。電気代はどれくらいかかるのか。自分の営業に必要な能力があるのか。などは別の話です。
「ある」ことと「使える」ことを分けて考える。これが居抜き物件では重要です。
3.無料で残っている設備とは限らない
居抜き物件では、造作譲渡などの条件が付いている場合があります。
前の店舗が作った内装や設備などを引き継ぐ代わりに、費用が必要になるケースです。
例えば、「内装も厨房も残っているから得だ」と思っていたら、設備などを引き継ぐために別途費用が必要だった。ということも考えられます。
だから物件を見るときは、家賃だけを見るのではなく、契約時に何にいくら必要なのかまで確認したいところです。
4.前のお店と自分のお店は同じ?
例えば、前の店舗がイタリアン。次もイタリアン。なら、設備やレイアウトを活かせる可能性があります。
でも、前は居酒屋。次はカフェ。となったらどうでしょう。
厨房の位置。客席。照明。入口。内装。必要な設備。店の雰囲気。かなり変更したくなるかもしれません。
すると、残っている設備がメリットではなく、撤去する対象になる可能性もあります。
つまり、居抜き物件の価値は「何が残っているか」だけではなく、「自分がどれだけ使えるか」で決まるということです。
5.「壊れたら誰が直す?」も確認したい
古い設備が動いている。だから大丈夫。とも限りません。
開業して3か月後に、エアコンが故障した。冷蔵庫が壊れた。給湯器が使えなくなった。そんな可能性もあります。
そのとき、修理するのは誰なのか。交換費用は誰が負担するのか。そもそも設備として貸主が設置しているものなのか。前の借主から引き継いだものなのか。
こうした違いがあります。
契約内容によって扱いは異なるので、設備の所有・修理・交換について契約前に確認することが重要です。
6.見た目だけでは分からない部分もある
内装がきれい。厨房もある。すぐ営業できそう。
それでも、給排水。電気容量。ガス。換気。排気。防水。空調。など、写真だけでは判断しにくい部分があります。
特に、自分の業態で必要な設備を設置しようとしたとき、容量が足りない。工事が必要。建物側の制約で設置できない。ということも考えられます。
だから、「きれいな居抜きだった」だけではなく、自分がやりたい営業が、この建物でできるのかまで確認したいところです。
7.前のお店がなぜ閉店したのか?
これは気になる人も多いと思います。
前のお店が閉店したからといって、その場所が悪いとは限りません。
経営者の事情。人手不足。事業転換。移転。体調。契約。など、理由はいろいろ考えられます。
一方で、立地。家賃。集客。周辺環境。などが影響していた可能性もあります。
だから、「前の店が潰れた=この場所はダメ」と決めつける必要はありません。
ただし、なぜ退去したのか確認できる範囲で聞いてみることは、判断材料の一つになります。
居抜きとスケルトン、どっちが得?
これは一概には言えません。
居抜きなら、既存設備を活かせる可能性があります。
スケルトンなら、自分の店に合わせて一から作りやすい。という違いがあります。
例えば、
居抜きA
- 初期費用は低そう
- 設備が古い
- 自分の業態と少し違う
- 数年以内に交換が必要かもしれない
スケルトンB
- 初期工事費は高い
- 自分の営業に合わせられる
- 新しい設備を入れられる
となれば、最初に必要なお金だけでは比較できません。
開業時。1年後。3年後。まで考えると、答えが変わることがあります。
「安く始める」より「総額で考える」
居抜き物件を見ると、どうしても、初期費用はいくら安くなる。に目が向きます。
でも本当に知りたいのは、この物件で自分のお店を始めて、営業を続けるまでに結局いくら必要なのかではないでしょうか。
家賃。保証金などの契約費用。造作譲渡。追加工事。設備修理。撤去。交換。開業までの期間。
これらを一緒に考える。
すると、「居抜きだから安い」という判断から、「自分のお店にとって、この居抜きにはどれくらい価値がある」という判断に変わります。
AIに「この居抜きならお得」と決めてもらう必要はありません
物件資料。設備一覧。写真。家賃。造作譲渡条件。業種。こうした情報をAIで整理することはできます。
でも、「この設備はあと7年間絶対に壊れません」とは判断できません。
現物確認や専門業者による確認が必要になる部分もあります。
だからHouse-AIでは、AIに分からないことは、分からないと言います。
そのうえで、何が残っているのか。何をそのまま使いたいのか。何を確認する必要があるのか。どこから専門家の確認が必要なのか。を一緒に整理します。
あなたが見ている居抜き物件はどうでしょうか?
例えば、「カフェを開きたいです。厨房付きの居抜き物件を見つけましたが、本当に得なのか分かりません。」これだけでも構いません。
造作譲渡が高い。設備が古そう。写真しか見ていない。スケルトンと迷っている。追加工事がどれくらい必要か分からない。
そんな状態でも大丈夫です。
今分かっていることを、そのまま教えてください。
House-AIがまず、何が使えそうなのか。何を確認した方がいいのか。どんな費用が追加で発生する可能性があるのか。どこから専門家に確認した方がよいのか。一緒に整理します。
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